「医療・福祉政策の充実」をテーマに第5回北海道・サハリン州市民交流会議
2006年に開始された「北海道・サハリン州市民交流会議」は5回目を迎えた今年は札幌市で開催されました。今回のテーマは「医療・福祉政策の充実のために」で、第25回北海道平和の船で来道したサハリン州側から30名、北海道側は53名が参加しました。
開会総会では双方の主催者挨拶(北海道側鈴木泰行道日ロ協会会長、サハリン側トリトネワ・イリーナサハリン州副知事)、高原北海道副知事などの来賓挨拶に続いて「医療」「福祉」の2つのテーマに沿って日ロ双方から基調報告が提案されました。医療にかかわる基調報告で北海道側は医師確保、緊急医療体制などの重要施策が、サハリン側からは州における個々の医療施策報告と、そのことによる出産率増進、死亡率低下の状況が報告されました。
(開会総会での参加者)
また、福祉では北海道側からは、少子高齢化と地域間格差問題、これに対する「地域福祉」づくりの実例が、サハリン州側からは母子家庭、高齢、障がい者に対する具体的施策が述べられました。
午後からは医療・福祉の2つのグループに分かれて意見交換が行われましたが、両分科会とも多数の発言が出され、かつてない活発な内容となりました。
(分科会でも熱心な意見交換が)
会議は最後に第6回市民交流会議を2011年サハリン州で開催することとし、具体的なテーマを「観光分野における協力」とすることを共同コミニュケで確認し終了しました。
(共同コミユニュケを確認)