スポーツ交流の推進に向けて活発な意見交換
札幌で第7回北海道・サハリン州市民交流会議を開催
「北海道・サハリン州市民交流会議」は、過去10年間にわたって開催されてきた「北海道・サハリン州姉妹都市代表者会議」を発展させ、市民誰もが参加できる幅広い交流をめざして2006年から開始されました。
報告を主体とした会議の運営ではなく、双方から自由に創意的、建設的な意見を出し合うことで、両地域の一層の友好・交流の進展と地域間協力の拡大を目指すものです。
北海道側は北海道・ロシア極東交流事業実行委員会(事務局―北海道日本ロシア協会)が、サハリン州側は州政府とサハリン日本協会による主催委員会が主催し、両地域交互に開催してきました。
毎回、テーマを設定していますが、今年の第7回会議は「市民スポーツ交流の推進向けて」のテーマで、札幌市の“かでる2・7”で開催されました。
午前中の開会総会で北海道側を代表して鈴木泰行実行委員長(道日ロ協会会長)は、「北海道においても、海外の国とスポーツを通じた国際交流や国際大会の開催が進められており、スポーツの国際化は、世界の人々との交互理解を深め、友好親善に大きな役割を果たしている」と意義を強調しました。来賓として高原陽二北海道副知事、ワシーリ・サープリン在札幌ロシア連邦総領事などが挨拶しました。
午後からはディスカッションと閉会総会が行なわれましたが、ディスカッションでは日ロ双方から、スキー、柔道、空手・剣道などの格闘技、ミニバレー、青少年スポーツなど幅広い分野で交流の状況が報告され、双方から質問、意見が相次ぐな活発な交流の場となりました。
閉会総会では様々な分野で両地域のスポーツ交流の推進を図ること、明年の会議をユジノサハリンスクで開催するとの共同コミュニュケを締結しました。
会議には日本側45名、サハリン側32名が参加、夜は参加者による交歓会が開かれ寛いだ中での交流が交わされました。
ディスカッションでは活発な意見交換