青少年交流は友好と平和の架け橋
第14回「体験・友情」の船にサハリンから60名
8月6日、サハリン州から来道していた『体験・友情』の船参加者全員が元気で稚内フェリーターミナルから帰国、今年の青少年交流事業が無事終了しました。
この事業は1999年に、北海道とサハリン州の両知事が「次代を担う青少年の友好・交流」のために議定書を交換したことからスタートしたものですが、年々内容を豊富化させ発展してきました。
今年は北海道が開催地となり、7月31日から8月6日にかけて実施されました。サハリン側60名、日本側80名の参加による「in Sapporo」交流やホームステイ交流の中で、また、新たな友情が育まれました。
今年、日本側は特に文化交流に力を注ぎました向陵中学校合唱団による合唱、創成高校ブラスバント部の演奏なども取り入れられ、盛大な文化交流となりました。また、日ロの青少年が一緒になってグループをつくり、札幌市内を探訪する「自主体験」や、大学生同士のみの交流も一層内容が充実されました。
明年はサハリン側が青少年を受け入れることになります。「平和の担い手」を育てるためのこの事業は、今後も両地域の相互理解と信頼関係にとって重要な役割を果たすことは間違いありません。
以下は日本側参加者の感想文です。
「今回の交流では、初めての外国の人との接し方がよくわからず最初はたじたじしてしまいましたが2時間位たつととても接しやすくなりました。2日目になると完全に意気投合していました。言葉が通じなくともその場のふんいきで何を言っているのかは良くでは無いですが解りました。自主体験中にはおかしを食べたりと楽しかったです。途中で電化製品店に行ったりもしました。こんなこともありとても楽しかったです。来年もぜひサハリンへ行きたいです」(男 14歳)