40周年の歴史を未来につなぐ
北海道日本ロシア協会創立40周年記念祝賀会を開く
北海道日本ロシア協会は1972年に北海道日ソ親善協会として発足、今年で40周年の記念すべき年を迎えました。9月21日、札幌市のホテルで会員はもとより各界、各層を代表する方々を来賓として迎え、盛大な祝賀会が催されました。
祝賀会に先立ち記念講演会が開催されました。
当初はホロシャビンサハリン州知事の講演を予定していましたが、航空機の手続きミスから来道が取りやめになり、急遽ワシーリ・サープリン在札幌ロシア連邦総領事に要請、総領事から「ロシア発展計画における極東・シベリアの課題」のテーマでおよそ1時間に渡って、極東・シベリア地域の主要都市がどのように変化しつつあるかの克明な紹介がありました。
引き続く祝賀会には会員はもとより、高橋北海道知事、根室、紋別などサハリンとの姉妹友都市の首長、国際交流団体をはじめ、経済界、水産会、労働団体、各級議員、また、前日開催された北海道・サハリン州市民交流会議に参加したゾートフサハリン日本協会会長や、マゴメドフ、スポーツ・観光・青年政策省大臣など多数のサハリン州政府幹部などロシア側参加者を含めおよそ300名が出席しました。
主催者である鈴木泰行会長は「地球は空と海でつながっている。人の心に国境はない。40年の歴史を踏まえ、両国の一層の発展をめざして行きたい」と挨拶。次いで高橋はるみ北海道知事をはじめ来賓の挨拶、堀達也前北海道知事の祝杯で宴席に入りました。
懇親会の中では協会の今年1年間の活動がビデオ上映され、ロシアの歌と踊り北海道大学“縁”によるYOSAKOIなども披露されました。
また、祝賀会の中では永年にわたって道日ロ協会との連携のもと、両地域の友好・交流に尽力したニコライ・ゾートフ、サハリン日本協会会長に感謝状とメダルが贈呈されました。
サープリン総領事の講演