楽しく貴重な思い出を満載して
15回目を迎えたサハリン・北海道「体験・友情」の船
今年で15回目を迎えた青少年サハリン・北海道「体験・友情」の船はサハリン州で開催され、北海道から62名の青少年と責任者が派遣されました。(団長:大久保慧北海道日本ロシア協会副会長)
8月1日、稚内で前泊した参加者は5時間30分の船の旅を楽しみながら、夕刻、サハリン州コルサコフ港に到着、サハリン州政府、サハリン日本協会幹部などの温かい出迎えを受けユジノサハリンスクの宿舎に到着しました。宿舎はサンタ・リゾートホテルで、ここはサハリン州でも有数の四つ星の高級ホテルでした。
交流第1日目の8月2日は、開会式と郷土博物館など市内見学の後、ソロトルィヴノエ村の「ユーノスチ」キャンプ場を訪れ、ここに滞在していた約80名のロシア側青少年との間で数時間にわたって文化、スポーツ、ゲームなど盛りだくさんの交流が行われました。最後はキャンプファイヤーのもと日ロの青少年が輪になって踊るなど充実した交流内容でした。
交流終えた後は、キャンプ場での夕食。サハリン側の皆さん手作りのウハ(ロシアの魚スープ)が振舞われ参加者は大喜びで舌鼓を打っていました。
3日は早くもこの交流事業の柱の一つであるホームステイへの出発の日となりました。午前11時ホームステイ対面式がホテル前広場で行なわれ、ユジノサハリンスクはもとより主要地域から出迎えに来たホストファミリーとともにそれぞれのステイ先に出発しました。
5日夕刻、2泊3日のホームステイ先から続々と参加者がホテルに帰ってきましたが、ロビー一杯に広がって、見送りに来たホストファミリーとの別れを悲しんでいました。
6日の午前中は買い物、午後からはオホーツク海岸スタロドゥブスコエ(ドリンスク市近郊)へ移動。ここでは地域の青少年のみならず住民の皆さん多数も参加、地元文化指導者によるこの地域に伝わる古典舞踊の紹介や楽しいゲームの数々も行なわれ、最後はここでもキャンプファイヤーのもと踊りの輪が広がりました。
今回は特に、地元サハリン州側の受け入れ態勢も十分とられており、一つのトラブルも無く全行程を消化しました。
7日午後、一週間の滞在を終えて、参加者は一人残らず元気に帰国、今年の青少年交流事業が無事成功裡に終了しました。
サハリン出発前日、稚内宗谷岬で