「北海道・サハリン州市民交流会議」は、かつて10年間にわたって開催されていた両地域の姉妹都市を中心とした会議を発展させ、市民誰もが参加できる幅広い交流を目指して2006年から新たに開始されました。
毎年、異なるテーマを設定し、双方から自由に意見を交換し合いながら地域間交流の拡大に努めてきています。
第9回目を迎えた今年のテーマは「豊かな生活環境の充実を目指して ─ 医療、福祉、教育などをめぐる諸課題」と設定され、9月25日(火)に札幌エルプラザホールを会場に開催されました。
この日の会議の前段にサハリン州の代表団は子供関連複合施設資生館小学校を視察しました。
25日午前11時から全体会議が開催され、双方から議長団を選出、北海道側実行委員長の鈴木泰行北海道日本ロシア協会会長は、「活発な議論の中から両地域の相互理解と信頼を深めたい」と挨拶。次いで行政代表挨拶(北海道は山谷吉宏副知事)、ファブリーチニコフ在ロシア連邦総領事などの来賓挨拶に続いて、両地域から基調報告が提案され、北海道側は「札幌市の医療政策と住民の健康増進のための諸施策」を報告しました。(報告 ─ ふじわら広昭札幌市議会副議長)
午後からは今回のテーマにかかわるディスカッションが開催され、児童福祉と医療、高齢者福祉と医療、障がい者と地域活動、就学前教育等、双方から12人の発言があり、自由に 意見交換が交わされました。
この会議には日本側44名、サハリン側28名が出席しました。
また、会議とは別に翌26日午前中もサハリン州代表団は札幌市立病院、社会福祉法人朔風の二つの施設を視察しました。
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